サハロフの日記

哲学したいPの日記。

映画『キングスマン』感想

紳士の映画、『キングスマン』の感想です。

※ネタバレあり

 

 

www.kingsman-movie.jp

 

日本では2015年の9月11日に公開された映画です。

売り文句は「スパイ映画の常識をブッ飛ばす、キレッキレのノンストップ・スパイアクション!」

スパイ映画を全く見たことがない私が、この映画に興味を持ったのは、Twitterの知り合いがプレゼンをしていたからです。

その知り合いのツイートは、なんというかセンスを感じる文章が多く、そんな人がおススメしているなら、かなり面白いのだろうな、と思っていました。

そんな折、知人宅でBlu-ray版を観る機会があり、渡りに船と参加しました。

 

実際に観た感想としては、「痛快な娯楽作品」といったところでしょうか。

序盤、とある教授が誘拐されて山小屋のような場所におり、そこにキングスマンの一員(ランスロット)が救出に向かうのですが、その手際の鮮やかなこと。

一切の無駄なく仕事を遂行するランスロットは、しかし不意打ちによって、身体を両断されてしまいます。横ではなく、縦にです!

実に刺激的!開始十数分で、私の心は完全に引き込まれました。

 

上記のように、アクションでは過激なシーンもありましたが、スプラッター映画のように生々しすぎることなく、スタイリッシュの枠内だったと思います。

それに加えて私の心をくすぐったのは、キングスマンが作中で使用したガジェットの数々です。

・小型のカメラや通信機などが内蔵されたメガネ。

・開けば防弾の壁となり、同時に銃としても扱える特殊なカサ。

・ドイツ式の敬礼で踵を打つと、爪先から神経毒が塗られた刃が出る靴。

ゴツゴツした武器やバカでかい拳銃を振り回して戦うよりも、こうしたガジェットを駆使して立ち回るほうが、スタイリッシュだと思います。

 

「マナーが紳士を作るんだ。わかるか?」

キングスマンの一人であるハリー・ハートはこう言います。

家庭環境の悪化から非行に走っていた主人公エグジーは、ハリーに影響されながら成長を遂げていきます。

まだ未熟な青年と、壮年以上の紳士。

二人の関係性や掛け合いも、おもしろい要素の一つです。

 

また、悪役(ヴィラン)のヴァレンタインもいい味を出していました。

環境を守るため、人間を間引くことを考えておきながら、本人は血を見るのを拒否する博愛主義者という人物です。

ヴァレンタインが考えていた人間を間引く方法は、現実に起こせそうなところが少し怖いですが、まあそれはそれ。

やり方がえげつない悪役として、いい仕事をしていたと思います。

 

全編通して、ツッコミどころもありつつ楽しめる作品でした。

制作側の楽しませようという意思が伝わってくるような作品です。

公開中の続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』も観たいと思います。

www.foxmovies-jp.com