サハロフの日記

哲学したいPの日記。

「泥」に見る語源の話

ついさっき聞いた話をブログに書いていくスタイルです。

「『泥のように眠る』の泥って、砂泥の泥じゃないらしいよ」

そんな話を聞けば、調べてみたくなるのが心情というものでしょう。

調べてみると、検索結果の上位に出てくるのは「ヤフー知恵袋」でした。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

回答は「中国の言い伝えに出てくる想像上の生き物」とのことでした。

しかし、ここで疑問が出てきます。ソース(出典)はどこなのでしょうか。

さらにWikipediaを調べると、「泥」のページにありました。

「泥酔」の語源として「泥(でい)」という空想上の虫が紹介されています。

 

なるほど、天下のWikipediaに書いてあるなら疑うべくもないでしょう。

これにてこの記事は終わり・・・とはいきません。

大学の講義を受けた方なら覚えがあるでしょうが、レポートや論文の出典として、Wikipediaを使用するのはタブーです。

個人が書き換えることも可能なWikipediaは、情報源としては危ういものです。

調べ物の契機にするのは構わないが、全ての情報を引用するのは危険

それがWikipediaや多くのネット記事の見方だと、私は考えています。

 

しかし、「泥のように眠る」という慣用句の語源を紹介したブログ記事などでは、安直に知恵袋の記事から引用したものもあります。

あるいは引用元を紹介せずに、「こういう語源らしい」というような記事も。

もちろん、趣味や暇潰しで記事を書いておられる方もいるのでしょうから、厳格に出典を明記するべきだ云々と言うつもりはありません。

ただ、知恵袋を疑いもせずに、自分のブログでも紹介する、という風潮があるのだとすれば、それには不安を感じずにはいられません。

 

書いていて、「ひろゆき」さんの以下の言葉が思い出されました。

うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しいとは (ウソハウソデアルトミヌケルヒトデナイトケイジバンヲツカウノハムズカシイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

調べ物において、書物よりネットが優先されるのは、時流だと思います。

情報の速さや量においては、書物はネットに適いませんから。

とはいえ、ネットを鵜呑みにしてしまうのも危険だと、頭の片隅に入れておきたいものです。

※書物が絶対に正しいというわけでもないのが、尚更ややこしいのですよね。

 

調べ物の最中、2008年に書かれた記事を見つけました。

私が「泥のように眠る」の語源を調べていて感じた、何とも言えぬもやもやを言語化してくださっていたので、紹介させていただきます。

blog.livedoor.jp